2016年 06月 09日
イデアーレ (民宿 長野県) |
閉店するお店の記事をアップするなんて、変な事かもしれませんが、イデアーレの存在が、このブログの中でずっと続いてほしいと思って。
イデアーレの水野さんのアスパラガス。
シャキシャキと小気味の良い繊維質、苦みの少ない味わい、濃厚なアスパラガスの香り。
取れたてをすぐに宅急便で送って頂きました。
これが最後です。もう植えないそうなので。
半世紀もの間、長野県の戸狩温泉スキー場でスキー宿を経営なさってこられましたが、御年75歳を迎え、今シーズンを持ってその歴史を閉じられました。papinにとっては、学生時代に馴染みだったこともあり、大変懐かしく、また、ここ2年ばかりですが、家族でスキーデビューをした宿でもあります。小4・小2・年少と3人抱える我が家にとって、スキーデビューがイデアーレでできたことは大変幸せな事でした。ゲレンデの目の前、子供たちがぐずってもすぐ宿に避難できる。宿に入れば広い談話室で子供たちは走り回って遊べる。気持ちの良い暖炉があり、タバコを吸っても嫌なにおいが全然残りません。和室も子連れにとって嬉しい。何より、イデアーレというのは不思議な宿で、常連さんばかりなので、お客さん同士が友達で、お客さんの子供同士も友達で、子供たちが自然とお友達になり遊びまわるという、子連れには信じられないくらい恵まれた環境。スキーが嫌でも宿に戻れば誰か遊び相手がいる。papinや嫁様がもう少し滑りたいと思っても、通常なら子供が宿に帰れば放っておけないところ、イデアーレなら子供たちだけで帰らせても安心して滑っていられる。時に、年少の息子だけが「スキーに行かない」と言ったとき、水野さんご夫妻にあずかって頂いた事も。夜には卓球台を広げ、子供たちは卓球大会。談話室でお酒を飲む親同士も試合をしたりして、自然と仲良くなる。客同士が仲良くなるなんて、現代じゃなかなか無いんじゃないでしょうか?papinはユースホステルとか泊まったことないですが、そんな原始的な旅行・宿の雰囲気を残す、素晴らしいスキー宿でした。学生時代に泊まり、ほぼ20年ぶりに行った際には、全く変わっていなかったイデアーレに感動すら覚えました。
戸狩温泉スキー場は、正月でも昔ほど混雑することもなく、スキーデビューの我が家でもリフト頂上まで行く事も出来ました(帰りは三男を抱っこしてましたが)。メジャーではないかもしれませんが、ファミリーでゆっくり楽しむには最適でした。また、奥美濃や福井のような日帰りスキー場は週末激しい混雑に見舞われますが、長野まで行くとそこまでの混雑無く楽しめます。奈良から500km弱、片道5時間強かかりますが、小さな子連れでデビューなさるなら、広々とした長野県をお勧めします。今シーズンは雪の少ないシーズンでしたが、年末年始は滑ることができました。3月には全面滑走ができない状態でしたが、桜の時期に戻り雪があるという不思議なシーズンを最後に、ついに営業を終了されました。
papin的には、友人ファミリーにも声かけして、正月スキー旅行を恒例とし、イデアーレでみんなで盛り上がりたいと考えていた矢先だったので、大変ショックですが、イデアーレを廃業しなくても構わないほど泊まったわけでもなく、経済的な援助ができるわけもなく、そのあとを買い取って宿をする程の資金も何もないので、ただただ、残念です。イデアーレは、スキー宿として、ファミリーで訪れる宿として必要なものを全て持っていたと思います。惜しむらくは、もっと早くファミリーでイデアーレに行っていれば良かったと。
イデアーレは、papinの記憶の中でずっと生き続けます。

シャキシャキと小気味の良い繊維質、苦みの少ない味わい、濃厚なアスパラガスの香り。
取れたてをすぐに宅急便で送って頂きました。
これが最後です。もう植えないそうなので。

戸狩温泉スキー場は、正月でも昔ほど混雑することもなく、スキーデビューの我が家でもリフト頂上まで行く事も出来ました(帰りは三男を抱っこしてましたが)。メジャーではないかもしれませんが、ファミリーでゆっくり楽しむには最適でした。また、奥美濃や福井のような日帰りスキー場は週末激しい混雑に見舞われますが、長野まで行くとそこまでの混雑無く楽しめます。奈良から500km弱、片道5時間強かかりますが、小さな子連れでデビューなさるなら、広々とした長野県をお勧めします。今シーズンは雪の少ないシーズンでしたが、年末年始は滑ることができました。3月には全面滑走ができない状態でしたが、桜の時期に戻り雪があるという不思議なシーズンを最後に、ついに営業を終了されました。
papin的には、友人ファミリーにも声かけして、正月スキー旅行を恒例とし、イデアーレでみんなで盛り上がりたいと考えていた矢先だったので、大変ショックですが、イデアーレを廃業しなくても構わないほど泊まったわけでもなく、経済的な援助ができるわけもなく、そのあとを買い取って宿をする程の資金も何もないので、ただただ、残念です。イデアーレは、スキー宿として、ファミリーで訪れる宿として必要なものを全て持っていたと思います。惜しむらくは、もっと早くファミリーでイデアーレに行っていれば良かったと。
イデアーレは、papinの記憶の中でずっと生き続けます。
by jppapin2001
| 2016-06-09 06:00
| 長野県


