先日、恒例となりつつある熊野の先輩宅へ一泊。4家族合計18名の大所帯の予定でしたが、1家族だけが、旅行直前にインフルエンザが発覚し、急遽キャンセルで、14名。今回は、子供たちがたくさん遊べるゆったりプラン。移動時間など極力作らず、家で・公園でとにかく遊ばせまくる。子供たち同士がすぐに仲良くなり、遊びたい遊びたいと、そんだけ遊んでもまだ足りないか?ってくらい遊んでいたので結果的にベストプランとなった。やはり子供は子供同士が嬉しいようだ。ランチはみんなでおにぎりを持ち寄り、ディナーはBBQ、翌日のお昼も惣菜を買い込んで、と家で食べた。大人6名子供8名の大所帯、簡単に食べにいけないのもある。みんな一緒に食べれないし、子供たちは遊びだしたりグズったりもするので、気を使わない家などが親として一番助かる(案外、安くあがるのも助かる^^;;;)メインのBBQは、子供たち用にウインナーを大量に焼き、牛肉鶏肉豚肉魚介などなどを焼いた。この中で、最も評判が良かったのが、サンマの開き。大人用と思っていたが、子供たちもうまいうまいと食べていた。サンマの開き、来年は3倍仕入る。次に鶏モモ肉の塩コショウ焼き。炭で焼くと表面香ばしく、中はジューシーな仕上がり。多少焼きすぎても十分おいしい。そのおいしさのわりに、とても単価が低いので、予算も助かる。牛肉は半分にし、鶏肉も3倍にしよう。正直、牛肉はやはりグラム500円くらい出さなければ、身が硬くなる。鶏肉やサンマの開きとくらべ、単価の割りに満足度は低い。またウインナーもよくある串に刺したものは、歯ごたえなどの点で満足度が低かった。無添加の良いものなどなければ、袋ものの方が触感が良い気がした。地物は、先輩宅で天然鮎があり、それを塩焼きにしたが、めちゃくちゃうまかった。みんなで食べるBBQは、本当においしいです^^v
そんな中、唯一熊野グルメとして楽しんだのがこちら。
こちらのお店、在所は国道から遠くはなれ、うねうねとした道を行った途中のカーブにある。行く方向によっては、店をほとんど見ることなく通り過ぎてしまう。なんだったら、熊野市民も「このあたりだったかな?」とウル覚えの場所、もちろん電車やバスなどの公共交通機関などまったく存在しないところ。お店の概観も昔からあるお菓子屋さんの風貌と、一見では、絶対入ることはないであろう。しかし、熊野市民御用達。特にシュークリームは、大人気で、ショーケースにはあまり並ばず、ほとんど予約で消えてしまうそうな。また、大量生産しないので、時間帯によっては売り切れもあります。朝予約しても、予約で売り切れのため、夕方になることも多々とか。そのシュークリームですが、生地がサックリとして食感よく味もよいです。さらにカスタードがたっぷり入って、甘ったるくなく、味わいよく、おいしい。濃厚だけど重くない、もうひとつふたつと食べたくなるシュークリーム。GOODです。
お店から持ち帰る際、「何分くらい」「今日は暑いから、余分に入れておくわね」と温度に気遣われる様子、無添加で作るゆえと思われる。行ったのが夕方のせいもあるが、ショーケースはガラガラ。少し合ったショートケーキは、1切れ350円と高めの設定。でも地元でめちゃくちゃ人気のお菓子屋さん。
菓子の樹
三重県熊野市金山町1927-2
0597-85-4652
火曜休み
翌日もまたまた子供達中心プランでして、
紀宝町のウミガメ公園へ。朝10時からのエサやりは、早く行き過ぎて出来ずでしたが、迫力のウミガメに水をひっかけられたりもしたりして。中には甲羅に藻が生えたウミガメもいて、竜宮の使いっぽかったです。さらにその後、公園で遊ぶ。遊具で遊んだり、ソリすべりしたり、四葉のクローバーを探したり。さらに昼食後、子供達は遊び、パパチームは、長距離運転に備え、昼寝zzz・・・ママチームはお方付け、子供達はさらに遊ぶ。
夕方、熊野を後にし
上北山村の薬師の湯へ。国道169号・東熊野街道を走れば、必ず見る上北山村の道の駅・川向こうにある温泉です。道の駅に車を置き、橋を渡って行きます。この温泉は、何度か入っているのですが、毎分380L湧くこの界隈にして珍しい湯量の豊富な温泉でして、肌触りはしっとり、少しヌルっとします。湯量は豊富ですが、残念ながら源泉かけ流しではありません。(これも保健所の指導で塩素で殺菌しなければならないせいと思われます。杓子定規で何でも決めるなよ!衛生的な管理が出来ていないところを指導するのは良いが、する必要もないところまで塩素殺菌させなくでもいいだろ!)が、熱めでとっても気持ちの良い温泉ででした。papin的希望を言うと、水風呂があれば、もっと長湯できるのに・・・。浴槽ひとつと露天風呂と簡素ですが、500円で温泉を楽しめるので、十分良いと思います。
ここは、食事を提供されるようになりました。村のおばちゃん達が手作りする弁当でして、ハンバーグ弁当・しょうが焼き弁当・焼きさば定食・うどん定食などあります。700円以下のリーズナブルな設定ながら、しっかりボリュームあります。お風呂に入る前に食券を買って渡しておくと、出た頃に準備しておいてくれます。弁当は、そのまま持ち帰りもできますし、広いお座敷があるので、そこで食べることも出来ます。弁当類の中には、つけあわせで、地元で取れた山菜(いたどり)が入っており、それもおいしかったです^^何より、手作り弁当で、かあちゃんの味がうれしい。
上北山村温泉 薬師の湯
奈良県吉野郡上北山村河合553-2
07468-3-0308
午前11時~午後10時
(土・日・祝日は午前10時~午後10時まで)
定休日:第1・第3火曜日
※冬期は時間変更がありますのでお問合せ下さい。
大人500円、子供200円でした。
ここで食事ができることが旅の戦略上、もっとも重要なのです。
風呂に入る→晩御飯を食べる→自宅まで車で移動→家到着になるのですが、昼間遊んでクタクタの子供達は、確実に、この自宅までに移動で寝てしまいます。”寝た子を起こす”とはよく言ったもので、一度寝た子供を起こすと、とても面倒くさいです。グズグズするので、親のほうもイライラしてしまって、終わり悪ければすべて悪し・・・と疲れが残るパターン。
しかし、薬師の湯で晩御飯&風呂を済ませておけば、後は寝るだけ!車の中で眠ってしまった子供達をベッドイン。そして朝を迎える。子供達が眠っていれば、親のほうは旅の片づけをスムーズに済ませることができ、明日の段取りも出来る。子供も親も楽で、疲れが残らない。
その旅で何があろうと起ころうと、終わりよければ・・・で、きれいな終わり方は、どちらかというと、親のほうにとって重要だと思います。その終わり方が出来るかどうかが、最後の夕食と風呂にかかっています。
ここがもし温泉だけの場合、熊野で食事をして入らなければなりません。それも良いのですが、1箇所で済んだほうが楽です。もうほんと楽です。
papin旅の重要戦略拠点が、いいお湯でおいしい食事を出す最強ポイントになりました。
結論言おうか?
熊野最高!
食いしんぼ。