とんかつや |
さて岐阜といえばとんかつや!
マイベストとんかつや!
この日は、思い切って岐阜のお客様と行って見たら、ラッキーにも、金華豚が残り一枚!ラッキー^^それとこのお店のレギュラーブランド豚、岐阜けんとんの大ロース。
papinランキング、ぶっちぎり1位のとんかつやでございます!とんかつや
とんかつや
お話を聞いていると、「時間によって、油の状態が違う」そうだ。ブレンドしている油が、フライヤーの中で対流していて、その時々で状態がかわるそうな。
さらに、豚。原種に近い豚をつかっているので、その時々で豚の状態も違う。見るからに「うまそうな」時もあるし、そうでないときもある。さらに生産農家によって得て不得手、出来不出来もある。
だから油と豚の状態がいろいろなので、ベストは尽すが、本当にベストというのは、なかなかまれなようで。
もっというと、われわれ、食べる側の状態もあると思う。この日は、喉痛と鼻づまりといったコンディション不良ではあった。しかし、とんかつやのすべてをおいしいと思えた。これで体調万全だったら、もっとおいしく感じれたであろうと思うと、食べる側ももっと努力すべき事がある。まず体調を整える、集中できるよう、不安を取り除いておく。経済状況、家庭、子供などなど・・・。普段からきちんとした食生活と、社会人なら仕事をきちんとこなし、良い精神状態でいること。経済的にも、肉体的にも、いろんな面で万全に整えておくと、よりおいしいものに出会えた時の感動が、さらにすばらしいものになる気がする。
それと、いつでもどこでも均一味という方が、実はおかしくって、とんかつやのように、油によっても、豚によっても、それを食べる人によっても、味がかわるというのが普通だと思う。雪の結晶にどれ一つとっても同じものがないように、それぞれ違うもの。それを無理やり均一にしようとすれば、添加物を加えたりと余分なことをしなければならない。より自然近い状態でなんでも頂ければいいのではないでしょうか?だから、こないだと味が違う、という方が自然で、いっつもおんなじ味という方が、むしろ不思議と言えるかもしれない。もちろん、いつもお客様を満足させようと絶え間ない努力をされているお店やシェフのお料理は、これには当たらないが。
自給率や食の安全が叫ばれるが、実は消費者ニーズを満たそうと、努力した結果が今の状態といえるのでは。本当の自給率、本当の安全のためには、われわれ消費者がもっと賢くなり、不便や不都合を受け入れる、理解する度量を持たねばならないと思う。泥つき、土つきの野菜を求める消費者ばかりなら、今のスーパーの生鮮売り場は、もっと違う景色だっただろう。見た目の美しさを追うばかりに、ワックスつきのみかんをたべていては、本末転倒だとおもう。
そういう意味で、良いお料理、安心なお料理を食べさせてくれるお店を、papinは求めていきたいし、応援したいと思います。